3月 232016
 

都立高校入試の合格発表から3週間余り,平成28年度の受験はすべて終了し,3月より中学部はひと足早く新年度授業を開始しました。それぞれ新学年での授業を着々と進めており,受験学年は来年度入試に向けて本格的に走り始めています。

おかげさまで中学部も年々在籍生徒数は増加し,わずか3年前は受験学年でも数名の生徒しかいなかったところが,常に15名を越えるようになり,授業は明らかに活気が出てきたと感じられます。

西荻塾は,大学受験部とともにクラスで授業をすることを大切にしています。自分の立ち位置がどのあたりなのか,同じ志望校の友達は自分よりもがんばっている,一人じゃできないけど友達がいればやれる。これらはすべてクラス授業だからこそ生み出される気持ちです。この部分が欠けると持っている実力は発揮できません。新年度,新中3生はちょっと生徒が少ないですが(募集中!),新中2生はすでに12名を数え,新たな盛り上がりを見せています。来年,再来年と非常に楽しみです。

さて,西荻塾中学部はこの雰囲気をさらに盛り上げていくべく,本年度の授業について大きな改革を行いました。当塾の前身から数えて10年目,過去最大の改革だと自負しています。この記事ではその後紹介をしていきたいと思います。

【目次】

  1. 選抜クラスの設置
  2. 一年で教科書内容を2周する
  3. 社会・理科の充実
  4. 充実したフォローアップ体制

選抜クラスの設置〜明確な目標を持って〜

すでにサイトにも記事を掲載している通り,本年度より選抜クラスを設置しました。詳細は左の記事に譲りますが,大きく変わったのは生徒の「やる気」をより重視する点です。

従来、西荻塾では学力別のクラス編成を取っておりました。しかし,学力に比重を置いたクラス編成はどちらかと言えば各生徒の学力レベルの固定化を生み出していたように感じています。この点に関連して、西荻塾としては指導方針にも書いたように,高校入試において志望校合格を勝ち取るか否かは,本人の意思が大半を占めていると考えています。

それを昨年と一昨年の受験学年の二人の生徒に改めて教えられました。

一人は中高一貫のA中学校の不合格をバネに3年間コンスタントな努力を重ねました。その子は、今年晴れて受験したA中よりさらにワンランク上の都立B高校に合格しました。

もう一人は一昨年,中2の終わりに、数学の合同条件もわからずに入塾してきました。その子は、部活引退後にアクセル全開で猛勉強を続け偏差値を20以上も上げました。

二人に共通したのは、彼らが明確な目標を持っていたことです。この学校に行きたい,このレベルまでできるようになりたい,この二人を支えていたものの一つはこの気持ちだったと確信しています。

ただ,これらの事例は決して特別なものではありません。なぜならば、彼らが何か特別な才能に恵まれていたわけでもなければ、海外生活が長くもともと英語が強かった、といった一般的とはなかなか言えないような特別、受験に有利な経験を持っていたわけでもないからです。

つまり、上記の「やる気」に目覚め、「目標を設定」したとき、その子は劇的に頑張れる、成績を伸ばせるきっかけを得ることができるということです。このことはだれもなしうることだと改めて気付きました。

この点、特にその「やる気」に注目したのが選抜クラスの仕組みです。

西荻塾の選抜クラスは,誰にもその門戸が開かれている反面、「この学校に行きたい」、「将来こんな職業に就きたい(からあんな大学に行きたい)」といった本人の意思表明を必要とします。もちろんクラスでついていけるかどうかの指標として学力は見ます。しかし,それ以上に、当人の志望校や、自分の能力を鍛え上げたいという熱意、あるいは野望といったものを重視するのです。

また、今はまだそうした「やる気」に向き合えていない子も、のちにそうした気持ちに気づく瞬間が来ます。この春に選抜に入らなければ、あとから入ることはできないのではないか、そのように思われる生徒、保護者もおられるかもしれません。安心してください。西荻塾は、芽生えた「やる気」を無駄にしません。いつでも選抜クラスに加わることができるように私たち講師陣も生徒の姿を注意深く観察し続けています。生徒の気持ちが変わる瞬間は生徒によって違います。「やってみよう。」そう思えるよう西荻塾は常に生徒に声を掛け続けます。カリキュラムの点についても問題はないように備えてあります。以下に詳述しましょう。

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一年で教科書内容を2周する〜勉強する基礎体力をつける〜

さて,現実問題として,一般的に塾のカリキュラムはクラスによって異なります。上の選抜クラス設置についての部分をお読みになった方の多くは,その点を心配されているのではないかと思います。進度が違うのに,途中から選抜クラスに移動することはできるのだろうか。

できます。その仕組みは大変シンプルです。

西荻塾は今年度,選抜クラスとそれ以外のクラス(標準クラス)の授業進度をほぼ同じものにしました。それが「一年で教科書内容を2周する」ということです。

当然、クラスの違いによって,当然生徒の理解度は異なります。ですので,どこまで深く突っ込んで行くのかがクラスにより異なります。例えば、選抜クラスは高校学習内容に踏み込むことがあるように、その突っ込みが深くなります。これに対して、標準クラスはメリハリ付けの関係上、扱う内容が若干軽くなる部分もあります。

とすると,結局のところ,学力差が広がり途中からの選抜クラス移動は難しいのではないか,と感じられるかもしれません。

しかし,その点もご安心ください。当塾中学部は高校受験指導歴15年を越え,複数教科指導できる講師が4人います。長い経験から,どこが軸となる学習内容か,この時期どこまでできていれば今後の伸びにつなげられるか,そうしたことを熟知しています。したがって、無駄のない、的確なカリキュラム設定と指導によって「やる気」に目覚めた生徒一人一人を伸ばすことが可能なのです。

もっとも,「一年で教科書内容を2周する」にはもう一つの意図があります。

この点もきわめてシンプルです。触れる回数を増やす狙いです。受験勉強とは、つまるところ何度全体を回すかにかかってきます。

たしかに、その分当然生徒には学習量が求められます。しかし,「やる気」に目覚めた生徒は、苦労を苦労ととらえることがありません。自己の設定した理想・目標と、現状との比較から、要求される勉強量に対して立ち向かうことが可能だからです。また、高校受験のための対策くらいのことをやり抜く姿勢ができていなければ,仮に高校受験は何とかなったとしても,それまでです。次の大学入試、その先の人生の試練の都度、苦しめられることになるでしょう。

以上のような趣旨で、西荻塾は、教科書内容を2周する、というカリキュラム設定に舵を切りました。単に高校受験を合格するにとどまらない学力を身に付けることが西荻塾高校受験部の目標です。

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社会・理科の充実〜全学年開講と入試対策特別授業の設置〜

こちらも社会・理科の授業についてのページに詳細を譲りますが,都立高校合格を一つの目標とする西荻塾では,近年の都立入試社会・理科の問題の難化に対応するべくさまざまな試みに取り組んできました。そして,昨年大きな成果を挙げることができたのは,二学期に開講した「社会・理科特急講座」です。

以前別の場面で触れましたが,前回の教科書改訂により社会・理科の学習内容が増加しました。特に中3理科はその傾向が顕著です。そこに都立入試の社会・理科問題の難化が加わり,5年前であれば「社会・理科は中3からでも間に合う」という考え方が,今はいっさい通用しなくなりました。

社会・理科の学習として今必要とされるのは,まず中1・2から日常的に学習して基本となる内容をその時にきちんと身に付けておくこと。そして中3は重たくなった中3の学習内容に触れる時間を確保し,その上で受験対策を行うこと。この2点です。

この必要に対して西荻塾が本年度打ち出したのは,中1・2の社会・理科開講,中3通常授業でしっかり中3教科書内容を扱い,入試対策のための復習はおよそ4か月で中学内容を総ざらいする「社会・理科特急講座」で実施するというシステムです。

都立の社会・理科は都立入試の対策だけすればよい,という時代は、もはや終わったように感じています。高倍率入試の状況が続く都立入試において,社会・理科の得点力を伸ばすのは合格の必須条件です。その対応が十分にできる環境を西荻塾は用意しています。

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充実したフォローアップ体制

ということで,ここまでお話したところで今年度の西荻塾中学部に大きな変化があることがおわかりいただけたのではないかと思います。そして同時に,最後の疑問が浮かび上がっていることと推測します。

それは,これだけの要求にきちんとこなしていけるのだろうか,という疑問であろうと思います。

この点は,間違いなく大丈夫であると保証します。西荻塾が大切にしていることの一つは,真剣に取り組んでいる生徒が行き詰まったりした時にフォローする体制を常に整えておくことです。わかる授業と,生徒各自のフォローや自習指導といった授業外指導が両立してこそ初めて普通の塾と言うことができます。西荻塾にはそれがあります(これを書いている今も,隣の教室で新中2の補講を行っています)。

長々と書き連ねてまいりましたが、いったんここで終えようと思います。本当はまだまだ伝えたいことがありますが,それはまた改めて。それまで待てないと思った生徒や保護者の方,是非一度西荻塾を訪れてください。お待ちしております。

西荻塾 代表 伊藤

 Posted by at 5:47 PM

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