「西荻メソッド」とは。

 

西荻塾高校受験部はカリキュラム2周(以上)にこだわります。それは、全体を何度も回すという反復学習が、試験と名の付くあらゆる現場―高校受験はもちろん、大学受験、果ては医師国家試験や司法試験に代表される各種の国家試験等―に対処するために行われる対策の必要十分条件であることを思うとき、塾のカリキュラム全体がその形態をとることこそが、受験合格という受験生の希望を叶えるための最短ルートであると確信しているためです。

「西荻メソッド」に基づくカリキュラム具体例

塾業界の従来のカリキュラム設定についてみてみましょう。大きなカリキュラムとしては当該学年の内容を1周させ、反復はその都度、各学校の定期テストや季節講習会などで行われ、受験突破のための個別の反復については、各受験生に任される。このようなものが一般的でしょう。

しかし、よくよく考えてみれば、こうしたカリキュラム設定は不自然です。すでに述べたように、全体を何度回せるかで受験の勝負は決まるといっても過言ではない中、塾のカリキュラムがこの現実を無視するようなあり方は、少なくとも受験勉強の正道、王道とはいえないでしょう。目的達成との効率化を重視するのであれば、受験生の勉強の在り方と塾での学習の在り方はリンクしたものでなければならないはずです。

では、上述した従来の方法には、こうした効率性を犠牲にしても得るべき何らかの合理性があるかといえば、それはほとんど考えられません。その意味で、従来の在り方は、王道に対する邪道にすらなりえていないと思われます。要するに無駄が多いということです。

通常、塾の授業後に出題される宿題は、当該の授業内容に関連性のある部分です。そうすると、塾のカリキュラム上、試験科目を複数回まわす授業をしさえすれば、必然的に毎度の宿題は全体を回す内容になります。また、特に1周目が終わる7月以降には、当該の授業内容と直接関連性のない既習分野についても出題が可能となります。そうすると、たとえば、授業で平面図形関連を扱った場合に、それに関連する宿題を出しつつ、これとは関連のない確率の基本問題を記憶喚起または定期テスト対策のために出題するということが可能です。これは、同時並行的に複数の分野を復習することを意味し、全体を何度も回すという受験勉強の鉄則に適います。すなわち、得意は伸ばし、苦手は鍛え、というように、試験範囲全体を、あたかもローラーで均していくように漏れなく潰していくことができます。その結果、受験生個別の負担(課題の発見や苦手の先送り等)は軽減されます。そのうえ、各受験生のニーズに沿った学習指導をする時間的余裕まで生まれることになります。

もっとも、保護者の方におかれましては、このような塾の在り方に正当性・合理性・妥当性があるかの点で不安な向きもあるでしょう。実際に以下のような指摘をされました。曰く、生徒の理解に合わせたペースできっちり1周した方が理解は深まるのではないか、曰く、このような拙速なカリキュラムでは、何度も回したが結局何も残らなかったということになりはしないか、曰く、あまり特殊なことをやるととにかく不安(なので従来のカリキュラムを採用している一般的な他塾に子どもを通わせます)、曰く、年度途中入塾の場合にはカリキュラムとの整合性をどうやって確保すればよいのか、曰く、学校のカリキュラムとのかい離をどうするのか、などなど。

このような疑問の数々を目にすると、私たちの西荻methodは実は誤っているのではないかという疑問が生じます。

そこで、この点について以下のメンバーで議論をしてもらいました。以下、連載してまいります。お楽しみに。

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