7月 072017
 

では,前回の続きから参ります。

大問3の問2です。

まず,小問①の面積二等分の直線を求める問題。
これがまさか正答率2割とは思わなかったです。
こんな知識問題を8割近くの受験生が間違うとは,
練習不足も甚だしい…と思うのですがいかがでしょうか。

筆者は本小問を基礎~標準レベルと評価しましたが,
標準レベル以上だったということでしょうか。

次に,小問②です。正答率3.5%と,ここも筆者の
感覚よりも正答率が低く出た印象です。
もう少し正答率は高いかと思ったのですが,
しかし,少し冷静に考えてみると,
こうした問題が堅実に解ける受験生は自校作入試に
挑戦している可能性が高く,
共通問題を受けている受験生の層を
少し高く想定しすぎた故の食い違いかもしれないなと
新たな気づきを得ました。

どんどんいきましょう。

大問4はなんと言っても問2の小問②でしょう。
ここは,完全に評価を誤った感があります。
問題分析のなかでは,

「簡単な相似を用いるだけであり,解答は比較的容易といえよう。【標準レベル】」

としたのですが,調査結果によると正答率は9.5%でした。
いわゆる砂時計型や富士山型などの
代表的な基礎問題パターンから外れる,
より純粋な意味での相似の扱いに不慣れな受験生が多かった
というほかない正答率の低さです。
裏を返せば,相似という概念をきちんと習得しさえすれば
解答が容易という事実は動かないので,
来年度以降の受験生は,本質的な理解をきちんと積み重ねる
という王道を歩むことでワンランク上の成果を出すことも可能ということでしょう。

それでは,いよいよラスト行ってみましょう!

大問5の問2です。
ここの正答率はすごかったですね,2.6%でした。
筆者は,問題分析のなかで

「定型問題であり,ある程度問題演習で鍛えてきた
受験生にとってはむしろ小問(1)よりも解きやすいといえよう。
去年の体積比の問題よりは易しい。【標準~やや難レベル】」

とやってしまいました。これは完全に外しました。
この原因は,大問3のところで述べたとおりです。
「ある程度問題演習で鍛えた受験生」の層を少々高く見積もりすぎたためです。

以上,かなり長くなったので,数学のみで止めておきます。
総じて調査結果と筆者の印象は一致するところが多かったですが,
極端に正答率の低い数問については
少し感覚の修正が必要かもしれません。

もっとも,それは一般的な全受験生を想定対象とすることであり,
塾生については範囲外としていきます。
つまり,全受験生にはやや難レベルの問題でも,
塾生については標準レベル,といった状況を作り出せるように,
今後も職務に励んでいこうという覚悟の表明であります(大げさですかね。でも本気です。)。

今夜は七夕。
見事な星空を期待しつつ,織り姫と彦星と,
そしてすべての塾生の幸せを祈りつつ筆を置くとします。

 

高校受験部統括 野中

 Posted by at 5:43 PM

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