都立自校作成校(西・日比谷・国立・戸山・立川・青山など)およびグループ作成校(新宿・武蔵・富士など)志望する生徒を対象に選抜クラスを設置しています。
自校作成校・グループ作成校の問題の特徴
都立自校作成校とグループ作成校は,国語・数学・英語について,各校またはグループが独自に作成した入試問題により選抜試験を実施しています(理科・社会は共通)。出題構成は共通問題と似ていますが,出題の難易度は,共通問題と比べるとかなり高く,私立上位校に匹敵すると見てよいでしょう。
このため,教科書レベル「だけ」の学習では対応は難しく,国語・英語はより高度で複雑な文章を扱い,読解力だけでなく高い表現力を求められます。数学では,発展的な内容の問題を手順を明示しながら記述する力が必要となります。
選抜クラスの授業内容
こうした入試問題に対応するため,選抜クラスでは,まず中学の学習内容を積極的に先取りしていきます。中学2年終了時を目処に高校レベルに一部踏み込んだレベルまで取り扱い,入試に対応する基礎学力を身につけます。
その上で,中学3年次は入試問題レベルの演習を豊富に取り入れ,上で述べたような表現力や記述力を磨き上げます。特に数学については中3生になると授業数が増えます。これは自校作成問題の中でも相対的に難しい数学でしっかりと得点するためです。
選抜クラス入室基準
以下の2つの試験の合格ラインを満たした場合に入室が可能になります。
- 学力試験(基礎学力の確認/国語・数学・英語)
- 作文試験(基礎的な文章作成力の確認と入試に向けた本人の意思確認)