「都立高校学力スタンダード」の策定

東京都教育委員会より、学習指導要領の内容・項目ごとに具体的な学習目標を示した「都立高校学力スタンダード」を策定し、この春より推進校32校で先行して実施、来年度より全都立高校で実施すると発表されました。

学力スタンダードでは各科目ごとに「基礎」「応用」「発展」の目標があげられており、これをベースに各学校がそれぞれの状況や特色にあわせて学校ごとの「スタンダード」作成し学習を進めます。最終的には、学年末にその成果を確認する学力調査を実施し、目標に達していない生徒は年度内に目標に達するように指導します。

このスタンダードの策定と実施で最も大きいのは、これまでは採用する教科書や問題集などから推測するほかなかった学校ごとの学習目標やそのレベルが明示されることにあると思います。入学時の目安となる偏差値に加えて、入学後の学習内容を示すことになる今回の変更は、学校選びに一定の影響を与えることになるでしょう。

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